2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
Book Review 35-2 仕事 #舟を編む 『#舟を編む』(三浦しをん著)を読んでみた(再読)。 著者は、父親が上代文学・伝承文学研究者の三浦佑之。直木賞を受賞。本書は本屋大賞に選ばれる。 本書は辞書の編集に携わる人たちの話。一見すると小説になりそうに…
Book Review 14-3 数学 #素数の音楽 『#素数の音楽』(マーカス・デュ・ソートイ著)を読んでみた。著者はオクスフォード大学数学研究所教授。多数の専門書執筆のほか、新聞・雑誌に寄稿、BBCで数学番組を監修。本書は世界的ベストセラー。その他の著書に…
Book Review 24-8歴史 #ナチスは良いこともしたのか? 『#ナチスは良いこともしたのか?』(小野寺拓也・田野大輔著)を読んでみた。小野寺拓也氏は東京外国語大学准教授。専門はドイツ現代史。田野大輔氏は甲南大学文学部教授。専門は歴史社会学、ドイツ…
Book Review 9-27 医療 #感染症の歴史学 『#感染症の歴史学』(飯島渉著)を読んでみた。著者は青山学院大学文学部教授で、専攻は医療社会史、感染症の歴史学が専門。 本書の目的は、新型コロナのパンデミックを歴史化する試みとある。本書で扱うのは4つの…
Book Review 22-4環境 # 匂いが命を決める 『# 匂いが命を決める』(ビル・S・ハンソン著)を読んでみた。著者はスウェーデン生まれの神経行動学者。2006年よりドイツ最大の科学研究機関マックス・プランク化学生態学研究所の所長を務める。神経行動学的研究…
Book Review 9-26 医療 #おろそかにされた死因究明 『#おろそかにされた死因究明』(出河雅彦著)を読んでみた。著者は元朝日新聞青森総局長。著書に『ルポ 医療事故』(朝日新書、科学ジャーナリスト賞2009受賞)。 介護施設で食事中に突然意識がなくなっ…
Book Review 9-25 医療 #父がしたこと 『#父がしたこと』(青山文平著)を読んでみた。著者は、松本清張賞を受賞しデビュー。大藪春彦賞、直木賞、中央公論文芸賞と柴田錬三郎賞をW受賞。『半席』『本売る日々』など時代小説を執筆。 目付の主人公は、小納…
Book Review 36-1 スパイ小説 #楽園の犬 『#楽園の犬』(岩井圭也著)を読んでみた。 著者は大阪府出身。北海道大学大学院修了。「永遠についての証明」で野性時代フロンティア文学賞を受賞し作家デビュー。ほかの著書に「文身」「水よ踊れ」など。 戦時中…
Book Review 15-10 時代小説 # チンギス紀 『# チンギス紀』(北方謙三著)を読んでみた。 著者は、日本を舞台にした推理小説、歴史小説を書いた後、中国を舞台にした『楊家将』、『水滸伝』(全19巻)、『楊令伝』(全15巻)、『三国志』(全13巻)、『史記 武帝…