2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Book Review 16-10 人物 #吉本隆明 『#隆明だもの』(ハルノ宵子著)を読んでみた。著者は漫画家。父親は吉本隆明氏。妹は小説家の吉本ばなな氏。母の和子も俳人である。 365日、毎日夜中に欠かさず(父親が危篤であっても)近所の猫の生態観察をしていた…

Book Review 36-1 殺人 #手紙 『#手紙』(東野圭吾著)を読んでみた。本書は犯罪加害者の親族の視点に立って、その心情の動向を丹念に追った作品である。 2001年7月1日から2002年10月27日まで「毎日新聞」日曜版に連載された。 著者は、1985年、『放課後』…

Book Review 13-5戦争を扱った小説 #襲撃 『#襲撃』(ハリー・ムリッシュ著)を読んでみた。著者は、1927年オランダ生まれ。父は第二次世界大戦下、ユダヤ人からの没収財産を管理する銀行の頭取を務め、戦後、対独協力者として3年間投獄されている。一方、…

Book Review 9-28 医療 #「いのち」の現場でとまどう 『#「いのち」の現場でとまどう』(徳永進著)を読んでみた。著者は鳥取県生まれ。京都大学医学部卒業。鳥取赤十字病院で内科医。1982年、『死の中の笑み』で講談社ノンフィクション賞受賞。終末期医療の…